人生の借景



わが家の屋上にある植木鉢の小さな緑。
空気が澄んだ晴れの日には、遠く富士山をバックに、何だか誇らしげな佇まいです。

日本には、庭園を美しく見せるために、遠くの山や景色を庭の一部として取り込む、「借景(しゃっけい)」という造園技術があります。
自分の土地の限界を、はるか遠くの雄大な「景色」を「借りて」補う知恵です。

日々、自分の能力や環境という小さな庭の手入れに追われ、時に行き詰まってしまう私達ですが、顔を上げれば、そこには主の壮大なご計画という景色が広がっています。

自分の持ち物だけで完結しようとせず、主の豊かさを自分の人生の風景に借りてくる。
それだけで、私達の毎日は驚くほど広々と、優雅で誇らしいものに変えられます。

今週も、私達の背景には、いつでも惜しみなく貸してくださる主がおられます。