土の中のセミ



外でセミが大合唱しております。
短い夏を精一杯鳴き通すセミ。

彼らは土の中で3年から、長い種類では17年もの歳月を過ごすといいます。

地上に出てからの数週間という時間は、気の遠くなるような準備期間を経てようやく訪れる「歓喜の時」である…そう考えると、この大音量にも、少しは寛容になれそうです。

私達はついつい、華やかに響く「地上」の時間ばかりに価値を置き、結果を急いでしまいますが、神様は誰の目にも触れない土の中での成長を、片時も忘れず、愛の眼差しで見守っていて下さいます。

暗闇の中で根を張り、静かに時を待つ時間は、決して無駄ではありません。

最高のタイミングで主が地上へと導き出し、喜びの大合唱を歌わせて下さるその日を楽しみに、私達は土の下で、主の温かな慈しみに包まれましょう。